導入事例
CASES
各種製品の導入事例をご紹介します。


DMARC/25
自社を騙るなりすましメールが拡大。
株式会社サンケイビル 様
自社を騙るなりすましメールが拡大。
DMARC/25 Analyzeの導入で認証精度の向上とポリシー強化を実現し、なりすましメールの脅威を排除。
導入前の課題
- 取引先から「送信した覚えのないメールを受信した」との報告が散見されており、なりすましメールによる信頼性の低下が懸念されていた。
- DMARC導入済みのドメインは1つのみ、かつ「ポリシー=none」であり、その他のドメインでは対策が不十分な状態だった。
- SPF未登録の送信サーバが存在しており、DMARCの本格導入にあたっては、正当なメールであっても認証に失敗するリスクがあった。
- DKIMは一部のメールサーバでしか署名が設定されていない状況だった。
- DMARCレポートの受信と分析を開始したところ、膨大なデータの分析作業に多くの工数がかかることが判明した。
導入後の効果
- 把握できていなかった自社ドメインを利用するクラウドサービスの存在が明らかになり、それらにSPFおよびDKIMの設定を適切に行うことができた。正当な送信元の認証精度が向上し、メールの信頼性が大きく改善された。
- DMARCポリシーの強化により、自社ドメインを偽装した不正メールの受信を効果的に遮断できるようになり、フィッシング攻撃のリスクを大幅に低減することができた。
製品導入の背景と実際
オフィスビル、住宅、ホテルリゾート、シニア、物流、海外など、様々な事業を展開されている株式会社サンケイビル様。
取引先より「送信した覚えのないメールを受信した」との報告が散見されており、なりすましメールによる企業信頼性の低下が懸念されていました。
実際に、DMARC導入済の自社ドメインは1つのみでポリシー設定は「p=none」になっていたこと、クラウドサービスの利用拡大に伴ってSPF未登録の送信サーバが存在していること、DKIMは一部のメールサーバでしか署名が設定されていない等、メール認証の仕組みは整備されているとは言い難い状況でした。
また、一度はDMARC導入済ドメインのポリシー設定を引き上げるべくDMARCレポートの受信と分析を開始したところ、膨大なデータの蓄積とそれに伴う分析作業に多くの工数がかかることが判明し、効率的な運用を実現するためには専用の分析ツールの導入が不可欠であると認識するに至ったとのことです。
分析ツールの検討を進められる中で弊社製品 「DMARC/25 Analyze」について、
- 機能や運用方法についての説明が非常に分かりやすく、DMARCポリシーの段階的な移行に必要な機能を低コストで提供
- 診断コンサルティングサービスを通じてSPFやDKIMの設定をはじめとした、メール環境の整備状況の確認・支援が可能
といった点をご評価いただき、「DMARC/25 Analyze」を導入いただきました。
「DMARC/25 Analyze」導入後は、これまで把握できていなかった自社ドメインを利用するクラウドサービスの存在が明らかになり、それぞれに対してSPFおよびDKIMの適切な設定を行ったことで、メール認証精度と信頼性の向上を実現されました。
導入半年後にはDMARCポリシーを「p=reject」へ引き上げられ、なりすましメールによるフィッシング攻撃のリスクを大幅に低減されるなど、メールセキュリティ向上にお役立ていただいています。
導入企業プロフィール

社名 | 株式会社サンケイビル |
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所在地 |
東京本社 〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目7番2号 大阪支店 〒556-0017 大阪府大阪市浪速区湊町二丁目1番57号 |
設立 | 1951年6月11日 |
事業内容 | ビル事業、住宅事業、ホテルリゾート事業、シニア事業、物流事業、海外事業 |
従業員数 | 241名(2025年3月31日現在) |
URL | http://www.sankeibldg.co.jp |
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