KADOKAWA Connected、日本最大級の動画コミュニティサービス
「ニコニコ」用に高速クラウドストレージ「RSTOR」を採用

2020.12.10 発表

データ転送料金なしで、頻繁なRead/Write要件に最適
億単位のオブジェクト集中処理をこなし、約1/10のコスト削減と運用負荷軽減を実現

株式会社TwoFive(本社:東京都中央区、社長 末政 延浩)は、KADOKAWAグループ向けのICTサービスを提供する株式会社 KADOKAWA Connected(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 各務 茂雄)が、日本最大級の動画コミュニティサービス「ニコニコ」のオブジェクトストレージ、および、グループ各社の社内ファイルサーバーのバックアップストレージとして米RSTOR社(アールストア、本社:カリフォルニア州)の高速クラウドストレージサービス「RSTOR」を採用したことを発表します。

「RSTOR」は、TwoFiveが国内代理店として今年9月に提供開始しており、KADOKAWA Connectedが動画配信サービスで使用する国内の第一号ユーザーとなります。



「ニコニコ」サービス向けのストレージには、サイトに表示する静的コンテンツ、ユーザーアイコンなどの画像ファイルなどが納められていますが、小さいサイズのデータに対するRead/Writeが多く、億単位のオブジェクトが集中します。多くのクラウドストレージサービスが、データ格納に課⾦するだけでなく、リクエストやダウンロードの容量 にも課⾦されるのに対して、「RSTOR」は、保存データの容量にのみ課金し、データの移動には課金がないのが特長です。現在は300TBで契約していますが、容量に対する定額課金のみで予測不能な追加費用は発生せず、KADOKAWA Connectedではオンプレミスの現行システムに比べても1/10近いコスト削減になると試算しています。

また、「RSTOR」は、独自プロトコルによる高速データ転送(他のクラウドストレージサービスより最大30倍高速)が特長ですが、大容量ファイルはもちろん、容量が小さなファイルも高速処理できるようにコンピューティングやネットワークを最適化しています。

そのため、現行システムでは、約1億のオブジェクトが集中した際に障害が発生したり、大量データの一括削除で操作不能になっていたのに対して、「RSTOR」では問題なく処理できることが、検証できました。

さらに、現行システムで性能維持のために約2ヶ月に1回、5人日を要していた定形作業が不要となり、障害発生時の対応コストがなくなることで、運用負荷が大幅に軽減される見込みです。



KADOKAWA Connectedは、KADOKAWAグループのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する戦略子会社であり、「RSTOR」をグループ各社の社内ファイルサーバーのバックアップストレージとしても利用する他、データ活用を促進するためのストレージとして、今後積極的に適用範囲を拡大していく計画です。



従来の課題と採用のポイント

数ある動画サイトの中で個性が光る「ニコニコ」は、グループ企業である株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 夏野 剛)が提供し、KADOKAWAのWebサービス事業の中核となっており、現在280万人以上の有料会員が利用しています。KADOKAWA Connectedは、新しいサービスを開発や、品質改善のためにサービスを支えるインフラの刷新などに意欲的に取り組んでいますが、「RSTOR」の採用もその一環と位置付けられます。

Amazon S3 Glacierおよびオンプレミスのストレージによる従来システムの課題と、「RSTOR」採用に当たり評価されたポイントは以下の通りです。



(1) 性能とスケーラビリティ

「ニコニコ」サービス向けのオブジェクトストレージには、アプリケーション開発に必要なデータ(ビルド済みバイナリ、ログなど)やサイトに表示する静的コンテンツ(JavaScriptやCSSなど)、ユーザーアイコンなどの画像ファイルなどが納められます。

現行の製品や検討した他社ソリューションは、アーカイブ用途がメインの製品が多く、小さいサイズのデータに対するRead/Writeが多い「ニコニコ」の用途にマッチしていませんでした。「RSTOR」は、必要とされる性能を十分以上に満たせることが検証で確認できました。



(2) システムの安定性

現行システムで、1バケットの同じ階層に1億近いオブジェクトが集中したときに障害発生したのに対し、「RSTOR」は同規模のデータを入れても良い性能が得られました。また、現行システムで、大量のデータの一括削除で操作不能になるのに対して、RSTORでは問題なく処理できました。



(3) コストメリット

「RSTOR」は、容量に対する課金のみでデータアウトとリクエスト数課金がなく、また、容量単価もAmazon S3 Glacierにほぼ近い金額でアクティブストレージが使用できます。30TBで数億オブジェクトのコストを比較すると、1/10近いコスト削減になると見込んでいます。

(4) 運用負荷の低減

現行システムでは、性能維持のために約2ヶ月に1回定形作業が必要でその作業に5人日かかっていましたが、「RSTOR」ではその運用コストが不要となり、また、障害発生時の対応コストがなくなることで運用負荷が大幅に軽減されます。

システム構成図

システム構成図


株式会社 KADOKAWA Connectedについて

株式会社KADOKAWAの戦略子会社として2019年4月に設立された KADOKAWA Connectedは、日本最大級の動画サービス「ニコニコ」をはじめ、KADOKAWAグループにて運営するサービスのインフラ開発・運用や、ICTコンサルティング、働き方改革支援を手掛け、その実績を活かしたデジタルトランスフォーメーション (DX)アドバイザリーサービスを提供しています。

大規模なインフラ、ネットワーク、Big Data分析をサービスとして提供しながら、企業のDX実現も手がけ、各分野の先端を走るビジネスパートナーとともに実行しています。

URL:https://kdx.co.jp/



RSTOR社について

RSTORは、次世代ネットワークファブリック上のプライベートデータセンター、パブリッククラウドプロバイダー、信頼できるスーパーコンピューティングセンターからのコンピューティングリソースを集約および自動化することを使命として2018年に設立されました。エンタープライズインフラストラクチャの革新に精通した創設チームによって構築されたRSTORは、変動コスト、ベンダーロックイン、および地域性を排除する単一の統合プラットフォームを顧客に提供すると同時に、追加料金なしで複数のクラウドサービスプロバイダーを使用する柔軟性を提供します。

2020年5月には、東京オフィス(所在地:東京都中央区、代表:スチュアート・フォロ)を開設しています。

URL:https://RSTOR.io/

※「RSTOR」の詳細は以下の製品ページをご参照ください。

URL:https://www.twofive25.com/service/rstor.html



株式会社TwoFiveについて

株式会社TwoFiveは、大手ISP、ASP、携帯事業者の電子メールシステムインフラで長年経験をつんだメールシステムの技術者集団により2014年に設立されました。日本の電子メール環境を向上させることを使命としてベンダーニュートラルな立場で最適な技術とサービスを組み合わせ、メールシステムの設計・構築、電子セキュリティなどについてコンサルティング、ならびに各種レピュテーションデータを提供しています。

URL:https://www.twofive25.com/



報道関係者お問い合わせ

株式会社TwoFive

担当:谷口 080-2021-8067

info@twofive25.com



※読者お問い合せ先は以下をご掲載ください。

info@twofive25.com TEL:03-5704-9948



※本プレスリリースの原文を以下にアップしています。

https://www.twofive25.com/news/press/pdf/20201210_rstor.pdf



※英語版は以下のリンクより参照ください。

* Please refer to the link below for the English text.

https://www.twofive25.com/en/news/20201210_rstor.html



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