導入事例
CASES
各種製品の導入事例をご紹介します。


株式会社 KADOKAWA Connected 様
億単位のオブジェクト集中処理をこなし、約1/10のコスト削減と運用負荷軽減を実現
- 現行システムではオブジェクトの集中時や大量のデータの一括削除時に、システム障害・操作不能となっていた。
- 1億近いオブジェクトが存在する為に、莫大なコストが必要となっていた。
- 現行システムでは性能維持のために定形作業が必要で、その作業にもコストがかかる。
- 「RSTOR」導入により、サービスにマッチしたオブジェクトストレージを構成。運用不可も軽減され、十分以上の性能を発揮できるようになった。
- 「RSTOR」導入により、1/10近いコスト削減を実現した。
- 必須だった定型施業が不要となり、人的コストも軽減できた。
製品導入の背景と実際
KADOKAWAグループ向けのICTサービスを提供する株式会社 KADOKAWA Connected様。
同社が展開する日本最大級の動画コミュニティサービス「ニコニコ」のオブジェクトストレージには、サイトに表示する静的コンテンツ・ユーザーアイコンなどの多数のファイルが納められています。
小さいサイズのデータに対するRead/Writeが多く、その際に億単位のオブジェクトが集中することで、障害の発生や操作不能になる問題を抱えられていました。また運用コストに関しても、大量のデータが存在することによる課金コストや、性能維持のために約2か月に1回は5人日を要する定形作業も必要で、人的コストも含め決して無視できる問題ではありません。
そこで同社は既存のシステムに代わり、高速クラウドストレージ「RSTOR」を導入されました。
多くのクラウドストレージサービスがデータ格納だけでなく、リクエストやダウンロードの容量にも課⾦されるのに対して、「RSTOR」は保存データ容量にのみ課金し、データの移動には課金がないのが特長です。容量に対する定額課金のみで予測不能な追加費用は発生せず、KADOKAWA Connectedでは現行システムに比べても1/10近いコスト削減になると試算しています。
また「RSTOR」は、独自プロトコルによる高速データ転送(※他サービスより最大30倍高速)が特長ですが、容量が小さなファイルも高速処理できるようにコンピューティングやネットワークを最適化している為、これまでの様なシステム障害や操作不能に陥ることなくデータを処理できることが検証されました。
これにより障害発生時や性能維持のための作業が軽減され、人的コストも大幅に削減出来る見込みです。
今後同社は「RSTOR」を、KADOKAWAグループ各社内ファイルサーバーのバックアップストレージとしても利用するなど、KADOKAWAグループ全体のDX(※デジタルトランスフォーメーション)を促進するストレージとして、今後も積極的に適用範囲を拡大していく計画です。
導入企業プロフィール

株式会社 KADOKAWA Connected
所在地 | 〒102-8177 東京都千代田区富士見二丁目13番3号 |
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設立 | 2019年4月1日 |
業種 | ICT/業務コンサルティング・システム設計/構築/運用・クラウドサービス・Bigdataサービス |
従業員数 | 154名(2020年2月時点) |
URL | https://kdx.co.jp/ |
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